ホームジムを作って後悔？！その原因と失敗しないための対策

ホームジムがあれば、好きなときにトレーニングできますが、設置後に後悔するケースも見受けられます。後悔を避けるには、時間をかけて準備を整え、必要に応じてプロに相談することが大切です。

ホームジムの導入を検討している方に向けて、後悔しないためのポイントをまとめました。

ホームジムで後悔する理由

予算をオーバーしてしまった

ホームジムを作る際は、マシンの購入だけでなく、床の補強や騒音・振動対策も求められます。必要な費用は規模によって異なりますが、本格的な環境を整えようとすると出費がかさむ傾向があります。

結果として、出費が想定を上回ってしまうことも少なくありません。予算を超えてしまう場合は、取捨選択が求められる場面もあるでしょう。

マシンを置きすぎて
部屋が狭くなった

さまざまなマシンを置いた結果、部屋が手狭になって後悔する方もいます。トレーニングマシンはサイズが大きいものも多く、空間を圧迫する原因になりがちです。

特に設置スペースが限られる場合、可動域に余裕がなくなり、トレーニングに支障をきたす可能性も否定できません。部屋の広さによっては、生活空間も狭くなるおそれがあります。

床に凹みや傷がついた

床の耐荷重や補強を軽視した結果、床に凹みや傷がついて後悔するケースもあります。トレーニングマシンは重量があり、100kgを超えるものも珍しくありません。

床への影響は大きく、たわみや凹み、傷の原因となります。補修費用がかかるため、出費が増える点にも注意が必要です。

音や振動が想像以上だった

マシンの騒音や振動の大きさに後悔する方も少なくありません。多くのマシンは床に置いたり動かしたりすると、大きな音と振動が発生します。これらは階下や隣室に伝わり、家族や近隣住民とのトラブルにつながるリスクもあります。

自分では気にならないレベルでも、他者が同じとは限らないため、ホームジムを作る際は騒音や振動への対策が必要です。

目的に合わない
マシンを選んでしまった

目的に合わないマシンを選び、後悔するケースもあります。トレーニングマシンは機能が重要ですが、デザインや価格で選ぶ方も少なくありません。

ただし、見た目や価格で選ぶと使いにくさを感じる可能性があります。結果としてトレーニング効率が下がり、不満が生じることも考えられます。

トレーニングが続かず物置化した

ホームジムを作ってもモチベーションが維持できず、トレーニングが続かずに後悔する方は少なくありません。多くの人が利用する通常のジムでは、周囲の人を見てモチベーションを高められます。

一方、ホームジムは一人でトレーニングするため、モチベーションが続かないケースが多く見られます。結果としてマシンを使わなくなり、ホームジムが物置化する可能性もあるでしょう。

メンテナンスが面倒になった

マシンのメンテナンスを後回しにしたことで、不具合や故障が起きて後悔する方もいます。安全な環境を維持するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

ホームジムは自分で対応する必要があるため、メンテナンスの知識が求められます。しかし、手入れが面倒になった結果、マシンを使わなくなる場合もあります。

ホームジムで
後悔しないための対策

トレーニングの目的を明確にする

ホームジムを設置する前に、トレーニングの目的をはっきりさせておきましょう。目的が明確であれば、マシン選びや運用の方向性が見えやすくなります。

なぜホームジムが必要なのか、通常のジム通いでは満たせない理由を考えてみるとよいでしょう。

床・音・振動への対策を検討する

床の補強や騒音・振動対策も検討が必要です。床は合板やジムマットを敷くことで強度を高められます。音や振動を抑えるには、防音性の高いジムマットを使うか、静音設計のマシンを選ぶとよいでしょう。

予算に余裕を持たせて計画する

ホームジムを設置する際は、床の補強や防音・騒音対策、メンテナンス費用も含めて予算を確保しましょう。

マシン購入だけで予算オーバーしないよう、無理のない計画を立てることが重要です。

設置スペースと搬入経路の確認

購入後のトラブルを避けるために、マシンを設置するスペースを確保し、搬入経路も確認しておきましょう。十分なスペースがあれば、マシンの選定だけでなく、快適性や安全性も高められます。

搬入できるか不明な場合は、メーカーに相談するのがおすすめです。

継続しやすい環境を整える

トレーニングを楽しみながら続けられる環境づくりも大切です。スピーカーやディスプレイを設置し、音楽や動画を流しながらトレーニングを楽しむのもよいでしょう。

モチベーションを高めるために、好みのデザインでインテリアを統一するのも一つの方法です。

ホームジム導入前に
プロへの相談が成功の秘訣

ホームジム設置後に後悔したくない方は、プロへ相談してみるのもよいでしょう。たとえば、目的に合ったマシンがわからないときは、プロに選んでもらうと失敗のリスクを減らせます。無駄なマシンを買わずに済むため、費用の節約にもつながるでしょう。

また、レイアウトの提案を受けるのも選択肢です。ホームジムは、マシンの配置によってトレーニングの効率や安全性が変わります。プロにレイアウトを提案してもらえば、安全で快適なトレーニング環境を整えられるでしょう。

メーカーによっては、マシンの搬入や組立・設置サポートも提供しています。搬入や設置のことで悩んだときも、一度相談してみるとよいでしょう。